信頼ゲーム

囚人のジレンマの本質は「信頼」じゃなくて「裏切りにくさ」にある気がしてきた。
Face-to-Faceの方がテキストチャットよりそりゃあ裏切りにくいだろって感じ。
で、自分の映像とプロフィールを見せた場合は自分の方が裏切りにくくなるわけでゲーム的には不利。
というわけで次は信頼ゲームを検討してみよう。
以下信頼ゲームの説明 from http://www.icr.co.jp/newsletter/report/2001/crisis/3-3.html

AとBがいます。そしてAは相手を信頼するかしないかというチョイスを持っています。相手を信頼しないときには自分は1000円もらえます。Bも1000円もらえます。これに対してAが相手を信頼するチョイスをしたとします。そうすると、Bは信頼を裏切るチョイスと信頼に応えるチョイスを持っています。こうしたときに、Bが信頼を裏切ると、Aは手取りがゼロになってしまいます。しかし、Bは5000円もらえます。これに対してBが信頼に応える選択をすれば、Aは3000円もらえます。Bも3000円もらえます。これをゲーム理論的にバックワード・ディダクションをしますと、当然、Bはこちら(3000円)よりも、こちら(5000円)のほうがいい。そうすると、Aは、相手が合理的に選択すると考えれば、自分は信頼すればゼロ円しかもらえないということで、信頼しないというチョイスをすることになります。ということは、これを(信頼しない)選択することになるわけですね。そうすると、お互い1000円ずつしかもらえない。しかし、Aが相手を信頼して、その信頼が報われたときには、お互いに3000円ずつもらえるわけです。

Aが最大の利益を得るにはBに信頼された上でBを信頼しなくちゃいけないっていうのが囚人のジレンマとの主な違い。
これを匿名でやったらどうかな?